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ミネラルファンデ―ションと”ミネラル配合”ファンデーションの違い

「ミネラルファンデーションの定義って案外曖昧」と、私を含め、そう思われている方も多いと思います。

ミネラルファンデーションというのは、”ミネラルだけ”で作られたのファンデーションのことです。

ところで、ミネラルファンデーションのミネラルって何のこと?

例えば、身体に必要なミネラルといえば、カルシウム、リン、イオウ、カリウム、ナトリウム、マグネシウム・・・といったもので、ミネラルと言われたら、そんなものを思い浮かべるのではないでしょうか?

ファンデ―ションのミネラルもそれらのことなんでしょうか?

このあたりからもうモヤっとしますね(;'∀')

ファンデーションにおける”ミネラル”とは?

ファンデーションで言うミネラルは、鉱物のことです。

ミネラルファンデ―ションで使われる鉱物は、主に、酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄・マイカ・シリカといったところです。

  • 酸化チタン・・・白色
  • 酸化亜鉛・・・白色
  • 酸化鉄・・・黄-赤-黒色の着色
  • マイカ・・・光沢付与
  • シリカ・・・ソフトフォーカス効果

それぞれは、このような目的で配合されています。

その他に、よく配合されているものとして、ラウロイルリシン・オキシ塩化ビスマス・水酸化Alなどがあります

ラウロイルリシンは体質顔料(粉末)で、ミネラルファンデーションには、着色というより、滑らかでしっとりとした感触にするためによく使われます。

オキシ塩化ビスマスは、パール光沢顔料です。

水酸化アルミニウム(Al)は、酸化チタンの光触媒活性を抑えるためコーティング剤として使われています。

 

ミネラルファンデーションは、鉱物のみで作られている?

ミネラルファンデーションは、もともとは、酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄などと、光沢のあるマイカを合わせ、鉱物のみで作られたファンデーションです。

ファンデーションというのは、密着力を上げたり、質感やテクスチャーの調整などで、油分も使われています。

そのため、クレンジングで乳化させ、浮き上がらせて洗い流す、というようなステップが必要です。

ですが、鉱物のみのパウダータイプだと、石けんや洗顔料でも落とすことができます。

また、鉱物のみ使用したファンデーションは、化学成分ばかりではなく、防腐剤や香料なども使われていません。

極力余計なものを含まないことや、クレンジングが不要ということで、お肌が刺激に弱い方が、「ミネラルファンデーションを選ぶ」ということがあります。

”ミネラルだけ”じゃないミネラルファンデーションがある?

基本的には、鉱物のみのファンデーションを”ミネラルファンデーション”と呼びますが、鉱物だけではないミネラルファンデーションというのもあります。

例えば、ミネラルファンデーションに、保湿成分をプラスしたようなものです。

お肌に優しいだけではなく、お肌に”しっとり感”といった効果を与えているものがあります。

また、形状を使いやすくするため、固形の物がもあります。

固形にするためには、鉱物だけではなく、天然のワックスといったものが使われているものもあります。

これらは、厳密にはミネラルファンデーションではないのかもしれません。

鉱物のみ、ということだけではなく、ユーザーにとってはミネラルファンデーションというのは、天然由来の成分であるということと、石けんで落とせるということが、大きな魅力ともいえます。

そのため、大きな分類として、鉱物のみで出来ていなくても、これらの条件が当てはまれば、ミネラルファンデーションというカテゴリーに入っていることもあります。

”ミネラル配合ファンデーション”とは?

ミネラル配合ファンデーションというのは、少しファンデーションがどんなものか知っていると、なんとなく変な言葉です。

ファンデーションは、先ほど挙げた酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄などが基本的な成分なので、どのファンデーションにもミネラルが配合されています。

なので、ファンデーションならば、”ミネラル配合”と言えるんですね。

ミネラルファンデーションが流行っているから、”ミネラル配合”と表示してみた、ということもあるのかもしれないんですが、ある時こんなのを見つけました。

「ファンデーションの色素もミネラルだけで作っています」というものです。

このファンデーションには、名前に”ミネラル”と入っていました。

ファンデーションの色素は、ほとんどが酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄のミネラルで作っています。

ですが、一部のファンデーションには、”タール色素”が使われているものがあります。

タール色素は、元々は化学合成して作られたものですが、色が鮮やかで退色しにくいのが特徴です。

例えば、石に水をかけると色が変わります。

ミネラルは、化粧品に入れても、汗や皮脂で変色してくすんできたりすることがあります。

そうならないように、各メーカーは努力して、加工を施しています。

ですが、タール色素は、色が変わりにくいので、時間とともにくすんだり、変色してきたりしないというメリットがあります。

タール色素は、例えば、ティントリップなどに使われていますよね。

なので、使うと肌に良くない、というようなことはありませんが、一部、お肌に合わない方もいらっしゃるかもしれません。

そのため、タール色素を使っていない、天然のミネラルなどの色素のみで色を作っているというファンデーションもあります。

それを、”ミネラル配合ファンデーション”と表現しているのかもしれません。

名前に、”ミネラル”と付いていたり、ミネラル配合と書いてあったりするので、見分けがつきにくいかもしれません。

ミネラルだけで作られているのかどうかは、ちゃんと調べてから買った方が良さそうですね。

また、石けんで落とせたり、天然由来の成分のみで作られていても、絶対肌トラブルが起きないというわけでもありません

なので、「お肌が弱くて心配」という方は、まずは、パッチテストを行ってから、お顔に付けるようにしましょう。

 

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